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昼間から大賑わいのミュンヘンのビアホール~かつてはヒトラーが演説

欧州・ロシア・CIS|ドイツ|2020年01月21日
ヒトラーが政治活動の節目で演説を行う場所として選んだホフブロイハウス

ヒトラーが政治活動の節目で演説を行う場所として選んだホフブロイハウス

 マーケティングリサーチに関わる企業が集うコングレスに参加するためドイツ・ミュンヘンを訪れた。中心部にあり、どのガイドブックにも載っている老舗の有名ビアホール、ホフブロイハウスを目指した。実は、滞在初日に訪れたものの、入口まで溢れかえる人の多さと大きな声が響き渡る店内の熱気に圧倒されて断念したが、あきらめきれず滞在最終日の昼に再訪した。

喧騒で生演奏も聞こえず

 このホールはヒトラーがナチス党を立ち上げた場所であり、第一次世界大戦後クーデター未遂事件を起こして収監されたヒトラーが、再出発の際に演説をした場としても知られている。厳かな外観とは異なり、店内に入るとものすごい熱気で溢れ、バンドの生演奏の音色も聞きとりづらくなるほどだ。昼間にもかかわらず、地元の人や観光客で賑わっていた。

歴史を感じさせるホール内(左)。右はミュンヘン名物ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)。傷みやすく、午前中に食べるという風習があり、早い時間にしか提供していない店も多い

歴史を感じさせるホール内(左)。右はミュンヘン名物ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)。傷みやすく、午前中に食べるという風習があり、早い時間にしか提供していない店も多い

オデオン広場。夜でも多くの観光客や若者で賑わう

オデオン広場。夜でも多くの観光客や若者で賑わう

 ビアホール近くのオデオン広場は、前述したクーデター未遂事件でデモ隊と軍や警察が衝突した現場。そんな歴史の舞台も今や様変わり。多くの観光客や地元の人が写真撮影をしたり、座りこんで楽し気に話をしたりしていた。

老若男女、広く浸透する電動キックスケーター

 オデオン広場の目の前の路上では、多くの電動キックスケーター利用者を見かけた。ドイツでは2019年7月から公道での利用が解禁となったばかりだが、各地で道路の補修が進み、老若男女問わず利用者は増加しているという。
 この補修は自転車専用道のラインを分かりやすくし、安全性を高めることで電動キックスケーターの認知や利用を促進する狙いがあった。颯爽と自転車専用道を走る電動キックスケーターの数の多さから、その成果がうかがえた。観光客のみならず、スーツ姿のビジネスマンや比較的高齢の女性が利用するなど幅広い層で利用が広がっていることを実感した。                      (国際調査本部 安部雅孝)

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