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リサーチラボ|海外リサーチの現場から

カフェ、オフィス、自転車~ロンドンで広がるシェアリング

欧州・ロシア・CIS|英国|2019年11月13日
開放的なカフェやバーが集まるロンドン中心地

開放的なカフェやバーが集まるロンドン中心地

 シェアリングと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。自転車や車などの交通手段が多く挙がるだろう。他にも様々なシェアリングが世の中には登場しているが、ここロンドンで目にしたのは、レストランやカフェなど店舗のシェアリングだ。

空き店舗に期間限定レストラン

 空き店舗やスペースを有効活用した、期間限定のレストランや不定期にオープンするカフェが2010年ごろから流行っており、今もなお人気だ。特に夏の間は、街の公共スペースに期間限定の店が出て賑わっている。
 シェフは低コストで自らの腕を試せて、店舗で働くよりも自分を表現しやすいというメリットがある。消費者は、不定期に現れる様々な店舗や料理に思いがけなく出会うことができる。

黒と黄色が写真映えするカフェ。建物だけでなく、テーブルやイスも移動しやすそうだ

黒と黄色が写真映えするカフェ。建物だけでなく、テーブルやイスも移動しやすそうだ

リノベーション物件にコワーキングスペース続々

 近年、コワーキングスペースやシェアオフィスと呼ばれるオフィス環境を共有できる場が日本でも広がっている。欧米では、学校やホテルなどをリノベーションした新しいタイプのコワーキングスペースが増えており、今回訪問した企業もそのうちのひとつだった。
 コストを抑えることができ、外部との打ち合わせスペースも確保可能で人脈も形成できる。特にスタートアップ企業にとってはいろいろなメリットと可能性が詰まっている。リノベーションされているので内装もおしゃれで新しく、カフェスペースで息抜きもでき、セキュリティーも安心など、いいことづくめだ。

訪問したコワーキングスペース。開放的な空間では多種多様な業種・業界の人たちと出会うことができ、ビジネスチャンスが生まれていく

訪問したコワーキングスペース。開放的な空間では多種多様な業種・業界の人たちと出会うことができ、ビジネスチャンスが生まれていく

ロンドンのシェアリングバイク、ジョンソン首相が導入

好きな場所で乗り捨てられて便利だが乱雑に停められている自転車が多く、今後の課題となるだろう

好きな場所で乗り捨てられて便利だが乱雑に停められている自転車が多く、今後の課題となるだろう

 日本でもシェアリングバイクを見かけるようになった。ロンドンでも定番の交通手段となりつつある。ボリス・ジョンソン首相がロンドン市長だった当時、シェアリングバイク制度を導入したのは記憶に新しい。現在はUberなど多くの企業が市場に参入し、街中でも様々なシェアリングバイクを見かけた。

 シェアすることでコストを抑えることができるうえに、そこで生まれる出会いやビジネスが魅力のシェアリング。今後、どんなシェアリングが各国で出てくるのか楽しみだ。
                 (国際調査本部 A.O.)

カラフルなシェアリングバイク

カラフルなシェアリングバイク

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