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巨大都市にコンパクトカー フランクフルトの車事情

欧州・ロシア・CIS|ドイツ|2019年05月21日
街で見かけたコンパクトカー

街で見かけたコンパクトカー

 自動車会社の調査で4月、ドイツとフランスに出張してきました。今回はドイツ・フランクフルトで目にしたマイクロコンパクトカーについて紹介します。

金融街を駆け抜けるコンパクトサイズ

 ドイツの自動車というと、フォルクスワーゲンやメルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった高級車を想像しますが、フランクフルトでは、小さくて小回りが利くマイクロコンパクトカーも路上でよく見かけました。特に人気なのが小型車専門メーカーのパイオニア、スマート(SMART)です。時計会社として有名なスウォッチとダイムラー・ベンツ(現ダイムラー)が協業で立ち上げました。名前の由来はスウォッチとダイムラーの主力ブランドであるメルセデス・ベンツの頭文字にartを加えたものです(スウォッチはすでに撤退)。フランクフルトは金融関連企業が多く、高級車を乗り回す富裕層も多いですが、道が狭く駐車スペースも限られる街中では、コンパクトサイズが重宝されています。東京ではなかなか見かけないこのサイズで街中を走り回る姿は、ミニカーのようで、縦列駐車が続く路肩の中に車の頭を押し込む形で駐車されたマイクロコンパクトカーを見かけると、その小ささが目立ちます。

縦列駐車の中にすっぽり納まる

縦列駐車の中にすっぽり納まる

小回りが利くサイズが便利で人気

小回りが利くサイズが便利で人気

 マイクロコンパクトカーを選択する理由として、今回の滞在中によく耳にしたのも「取り回しのよさ」でした。街中をスムーズに走りぬけ、わずかな隙間にでも駐車できるサイズ感が巨大都市では魅力のようです。

環境問題への取り組みに勢い

EV用の充電スタンド

EV用の充電スタンド

 フランクフルトの街中では電気自動車用(EV)の充電スタンドもいくつか見かけました。今後もその数は増えていくといいます。環境保護や気候変動といった問題に対する取り組みは、明らかに日本より勢いがあることがわかります。日常での車の使い方から環境配慮まで、今後の自動車業界の動向がより興味深く感じられました。  
(国際調査本部 福田浩之)

関連ページ

・【世界の統計局】ドイツ
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・ロンドンのシェア自転車
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・日本人の理想郷? ドイツ・デュッセルドルフ
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