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パリの最新交通事情~EV、シェアリングキックスケーター…

欧州・ロシア・CIS|フランス|2019年06月04日

 自動車関連の調査でパリに出張しました。出張目的が車関連ということで、自然と交通手段に目が向きました。パリの最新交通事情を紹介します。

多様化する街中の交通手段

 街中を歩いていると、電気自動車(EV)のチャージステーションを多く見かけます。フランスは2040年までに国内でのガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止すると発表しており、その本気度が伺えます。

充電中のテスラ

充電中のテスラ

 チャージ中のテスラを見かけました。しかし、充電中の車を見かけたのはこれ1度だけ。EVはまだそれほど多くないようです。車体価格や走行可能距離、インフラ整備など、EV普及のハードルはまだまだ高そうです。   

 もうひとつ目についたのが、シェアリングエコノミーの充実ぶりです。普通の自転車だけでなく、電動アシスト自転車やバイクのシェアリングサービスも見かけました。パリは道が狭く、交通渋滞も激しいので、サービスが一気に広がったのでしょう。 

 驚いたのはキックスケーターまでシェアリングされていることでした。2018年に始まったサービスで、電動アシストにより時速24キロほどスピードが出るそうです。

 走行中の電動キックスケーターを見かけました。2019年9月以降は歩道走行が禁止になると発表されていますが、車道を走るのも危険そうです。 

車道を走るキックスケーター

車道を走るキックスケーター

イースターを楽しむパリっ子

店ではたくさんの卵型チョコレートが売られていた

店ではたくさんの卵型チョコレートが売られていた

 話は変わりますが、パリを訪れたのはイースター休暇直前でした。チョコレートショップの店内は午前中にもかかわらず、賑わっていました。イースター用のチョコレートを探しているのでしょう。フランスのイースターは家族で食事をした後、「エッグハント」を楽しむそうです。隠された卵を探す遊びですが、実際は卵の代わりに卵形のチョコレートを使うことが多いため、この時期はチョコレートショップが大繁盛しているようです。

ノートルダム大聖堂の火災に衝撃

 パリに向かう直前の4月15日、ショッキングなニュースが届きました。パリのランドマークの1つであるノートルダム大聖堂の火災です。現地到着後、すぐに現場近くに行ってみましたが、火災から間もないため、まだ焦げ臭い匂いが残っていました。大聖堂付近は立ち入り禁止になっていたので、川の対岸からその様子を眺めてみました。一日も早く再建が実現してほしいものです。
 

焼けたノートルダム大聖堂

焼けたノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂を眺める人たち。午後8時ごろだが、多くの人が写真を撮っていた

ノートルダム大聖堂を眺める人たち。午後8時ごろだが、多くの人が写真を撮っていた

 古い街並みが魅力的なパリですが、シェアリングサービスが普及していたり、EVのチャージステーションが増えていたり。日本よりも新しいサービスが受け入れられていると感じました。    (国際調査本部 仲井あすか)

関連ページ

・【世界の統計局】フランス
https://gmc.nikkei-r.co.jp/stat_area/?search_ext_col_01=03&topics_ext_options_search=1#area252

・ロンドンのシェア自転車
https://gmc.nikkei-r.co.jp/features/overseas_detail/id=990

・巨大都市にコンパクトカー フランクフルトの車事情
https://gmc.nikkei-r.co.jp/research_detail/id=1078

 
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