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インドのスマートフォンから目が離せない

岩本 文彦

広告代理店、株式会社ケー・アンド・エル

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アジア・オセアニア|インド|2015年02月02日

世界第二位の巨大市場、インド

低価格化により、スマートフォンが急速に広がっている

低価格化により、スマートフォンが急速に広がっている

2016年には、インドが世界第二位のスマートフォン市場になると言われている。アメリカの市場調査会社eMarketerの調査によれば、インドの2014年時点でのスマートフォン使用者は1億2330万人で、中国、アメリカに次いで世界第三位。日本は5080万人で世界第四位になっている。

これが2016年までには、インドのスマートフォン使用者は2億410万人となり、アメリカを抜いて世界第二位になる見込み。日本はその頃、6102万人で、ロシアに抜かれて、世界五位。インド市場は、日本の3.3倍以上の大きさになっているのだ。

IDCの調査によれば、インドの携帯市場は、まだまだフィーチャーフォンが多いが、スマートフォンの出荷台数は、2014年第3四半期(7月~9月)で、2330万台。一年で80%以上も伸びている。

日本ではアップルのiPhoneが人気だが、世界ではスマートフォンの出荷台数に占めるアンドロイドの割合は85%になっていて、インドも例外ではない。少し前までは、インド人の知り合いが使っている電話は、ブラックベリーばかりだったが、状況は大きく変わっている。

2014年9月14日の日経新聞電子版によると、Googleは、9月15日、新興国市場をさらに拡大するため、低価格帯スマホに対応した新たなOS、アンドロイド・ワン(Android One)を、インドで導入した。随時、新興国市場に広げていく予定のようだ。

インドで人気のスマートフォンブランドは?

インドのニュース誌も携帯電話特集を組んでいる(Outlook誌2014年11月3日号)

インドのニュース誌も携帯電話特集を組んでいる(Outlook誌2014年11月3日号)

インドではどんなブランドが人気なのだろう。IDCが発表している2014年第3四半期のデータによれば、一位はサムスンの24%、二位はマイクロマックス(Micromax)で20%、三位と四位がラバ(Lava)とカルボン(Karbonn)が共に8%となっている。二位から四位まであまり馴染みのないブランド名が並んでいるが、これらは、実はすべてインドのブランドなのだ。

マイクロマックスは、2000年にハリヤナ州グルガオンで設立されたソフト会社だが、2008年に携帯電話市場に参入。インドではめずらしく、ハリウッド・スターのヒュー・ジャックマンを広告のタレントとして起用。瞬く間に、インド第二位のスマートフォンブランドになり、インド発の国際企業になろうとしている。

カルボン社も、ラバ社も、ともに2009年にニューデリーに設立されているが、ともに、インド若者のライフスタイルに合わせた低価格の商品を展開。これ以外に、ラバ社傘下のブランドのゾロ(Xolo)なども売り上げを伸ばしており、中国のシャオミ(Xiaomi)なども人気が高い。

2014年4月10日の日経新聞電子版によると、インドのFacebookユーザーは、4月9日に一億人を達成し、米国に次いで世界二位となっている。これを牽引しているのが、スマートフォンだ。2013年5月にインドに導入されたLINEも、2014年で3000万人を記録した。インドは、市場としても、供給拠点としても、世界的な存在感を増している。インドは、スマートフォンにとって、ガラパゴスではなく、突如出現した巨大新大陸だ。

出典

・インドのスマートフォン市場の拡大予測(Times of India 2014年12月22日の記事)
http://timesofindia.indiatimes.com/tech/tech-news/India-to-be-second-largest-smartphone-market-by-2016-eMarketer/articleshow/45603156.cms

・インドがアジアパシフィックで最も成長しているスマートフォン市場 (IDC)
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prIN25276014

・ヒュー・ジャックマンを起用したマイクロマックスのCM
https://www.youtube.com/watch?v=R_UKea_y_dc

・LINEのユーザー数
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2014/861

岩本 文彦

広告代理店、株式会社ケー・アンド・エル

アジア・インド担当20年

 
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