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“レバノン” The jet set country !

加藤 真紀

日本とレバノンを唯一結ぶ富裕層向け雑誌AL HADEEL magazineオーガナイザー

プロフィール詳細

中東・アフリカ|その他|2013年08月19日
ベイルート海岸

ベイルート海岸

レバノンは中東のスイス、その首都ベイルートは中東のパリと呼ばれ、地中海有数のリゾート地として知られており、海と山と緑に守られている国です。1970年代中頃までは、JALも定期便を飛ばしていました。

非産油国にもかかわらず、湾岸諸国から石油取引にともなう莫大な資金が流入し、ハイソサエティーの社交の場として世界中の王侯貴族やjet setと呼ばれるジェット機で世界を飛び回る富裕層を魅了してきたのです。多くの人・金・ビジネスが行きかい、中東のビジネス・金融センターとして国際市場に進出し、成長して行きました。

レバノン山脈

レバノン山脈

その後、1975年から約17年以上にも及ぶ内戦を乗り越えて、この小さな国が今なお世界をリードしている国の一つという事を忘れる事はできません。

レバノン人との人脈構築は世界への投資!

レバノン南部

レバノン南部

昔から、レバノン人は世界各地で活躍する世界トップレベルの優秀な人材と企業を多く輩出しているのは有名で、例えば大塚不破土氏、元レバノン共和国国民議会スポークスマンDr.イマド アジャミ氏、日産ルノーCEO カルロス ゴーン氏(レバノン系ブラジル人)などは日本での知名度も高い人たちです。
海外で活躍するレバノン人は現地に根付いた多大な影響力を持っており、各国の政府要人たちとビジネスパートナーとしての協力関係が構築されています。これにより強固なレバノン系ビジネス網を世界中に持っているのです。

いち早くこのビジネス網に着眼し、活用している日系企業もあり、レバノン人の人脈を利用して、特にアフリカ諸国・中南米諸国で販路拡大・事業展開を進めています。

信頼関係を築くレバノンと日本

レバノン海底天然ガス田エリア

レバノン海底天然ガス田エリア

電気供給事情が悪いレバノンでは、「今日はこのエリアは○時から○時まで停電だから、エレベーターは使えない」といった事が日常茶飯事です。海外製220Vの充電式中型ランプを持っていたり、事務所などでは古い発電機を作動させることは当たり前。大きな病院では日本のように自家発電装置を設けて対策を採っていますが、中・小規模の病院などでは大問題の為、毎日時間は気にしなければなりません。日本では停電は滅多にありませんが、ここレバノンでは、首都ベイルートでさえいつもの風景です。
この不安定な電力事情の解決に、日系企業が取り組み始めています。
冒頭、レバノンは非産油国と書きましたが、海底に天然ガス田が存在する可能性があり、国際石油開発帝石株式会社が、天然ガス田探索計画で運営事業者の応札資格を取得しました。来年2014年3月頃に発注先が決まる予定。この他にも三井造船株式会社がディーゼル発電設備200億円で2件受注し来年2014年後半頃納入予定と続いています。

また日本政府の援助も見逃せません。在レバノン日本大使館より、2013年6月19日レバノン南部Aita El-Shaab地区にある120名の生徒が在籍する養護学校へ、特に遠くの村から通う子供達の為に、新しいスクールバスが提供されました。レバノン人は教育を重視する国民であり、この活動はレバノン人の心をつかんでいます。今後、注目となる“レバノン”と“日本”の関係に現地日本人も力を合わせてがんばっていきたいです。

出典

・外務省 レバノン共和国 基礎データ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/lebanon/data.html

・ナハールネットReport: レバノンのオフショア・ガス備蓄はイスラエルより大きい
http://www.naharnet.com/stories/en/80740

加藤 真紀

日本とレバノンを唯一結ぶ富裕層向け雑誌AL HADEEL magazineオーガナイザー

居住地=日本⇔中東 往来
現地での在住期間:8年

 
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