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フランス、スペインで科学と触れ合える場所

Mayte Arnaiz

フランス在住

プロフィール詳細

欧州・ロシア・CIS|スペイン|2013年07月08日

南フランスのトゥールーズは別名「バラ色の街」として知られており、大西洋と地中海を結ぶ運河がある。かつてローマによって征服され、カタリ派と呼ばれるキリスト教の宗派が発展した町だ。トゥールーズはまた、航空宇宙産業が盛んなことでも知られている。

10月のミディ運河(トゥールーズ)

10月のミディ運河(トゥールーズ)

トゥールーズの「シテ・ド・レスパス」とマドリードの「コスモカイシャ」

コスモカイシャのティラノサウルス

コスモカイシャのティラノサウルス

「Cité de l'espace(シテ・ド・レスパス)」は、宇宙や宇宙開発を主題にしたテーマパークである。アメリカのNASAのヨーロッパ版といってもいいだろう。1997年9月にオープンし、トゥールーズの東の郊外に位置している。

一方、スペインで宇宙や科学についてのテーマパークといえば、マドリードにある「Cosmocaixa(コスモカイシャ)」が挙げられる。ここでは、実験を通して科学をより理解したり、さらには、本物の爬虫類に触れたりすることもでき、科学を実際に体験することができる場となっている。

コスモカイシャの爬虫類

コスモカイシャの爬虫類

コスモスカイシャは、科学の世界が集結しており、人類史上最も重要な科学的発見に関する出来事の展示や画期的な実験ブースがある。ステレオ投影室の科学3D では、科学の普及に関するドキュメンタリーを3D動画で紹介している。「ガーデンズ」などのコーナーでは、イベリア半島のあらゆる場所の岩石や鉱石をまとめて見ることができる。「プラネタリー・バブル」、「クリック」ルームや「タッチ・タッチ!」ルームなどの子供向け施設では、科学を探索し楽しむことができる。また、プラネタリウムや企画展示場では、月替わりの展示を紹介している。誰もが科学に親しむことができる素晴らしい施設だ。

コスモカイシャの閉鎖阻止をめぐる動き

そのコスモカイシャが閉鎖の危機にさらされている。現在、他のヨーロッパの国同様、スペインも経済危機に瀕しているのはご存じであろう。しかし、コスモカイシャを閉鎖しても財政が改善するわけではない。人々はFacedbook等を通じて反対署名活動を行い、意見を募り、政府にコスモカイシャを閉鎖しないよう呼びかけている。2013年6月14日時点で、47,738人分の署名が集まったが、閉鎖を阻止するためにはあと2,262人分の署名が必要だ。

スペインの新聞エル・パイス紙によると、博物館は契約上あと4か月存続することになっている。今後も、科学に出会えるこの貴重な場所をめぐる様々な動きから目が離せない。

出典

・トゥールーズ観光案内サイト
http://www.toulouse-visit.com/

・シテ・ド・レスパスHP
http://www.cite-espace.com/en#accueil

・コスモカイシャHP
http://obrasocial.lacaixa.es/laCaixaFoundation/research_en.html

・コスモカイシャ閉鎖反対 Facebookページ
https://www.facebook.com/noalcierre.cosmocaixamadrid

・Change.orgの反対署名ページ
http://www.change.org/es/peticiones/fundaciolacaixa-no-cerr%C3%A9is-cosmocaixa-madrid-museo-de-la-ciencia

・スペイン、エル・パイス紙による博物館存続関連記事
http://ccaa.elpais.com/ccaa/2013/04/12/madrid/1365778676_381053.html

Mayte Arnaiz

フランス在住

学生

 
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