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男子ゴルフツアーのアジア進出事情

中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

プロフィール詳細

アジア・オセアニア|インドネシア|2013年05月27日

エンジョイ・ジャカルタ・インドネシアPGA選手権(男子ゴルフ・インドネシアオープン)が3月28~31日、ジャカルタ近郊にあるエメラルダ・ゴルフクラブで開催された。日本からは片山晋呉選手、池田勇太選手をはじめ計46人が参加し、ジャカルタ在住日本人ゴルフファンが見守る中、一打の差を競う熱い勝負を繰り広げた。

日本人トップは2位タイの横尾要選手

日本人選手の名前が多く並ぶスコアボード

日本人選手の名前が多く並ぶスコアボード

トーナメントは、初日と2日目に予選が行われ、日本人選手18人が本戦に駒を進めた。
15アンダーで横尾選手(40)が単独トップで始まった最終日。14アンダー2位タイに池田勇太選手(27)、武藤俊憲選手(34)ら6人、13アンダーには矢野東選手(35)、宮里優作選手(32)、藤本佳則選手(23)など4人、12アンダーには谷原秀人選手(34)ら2人、11アンダーには片山晋呉選手(40)ら6人がつけ、誰が優勝をさらってもおかしくない状況だ。
3日目終了後に、「海外ツアーは経費がかかるので、元が取れる成績を取らないと」と本音をもらした横尾選手は、最終日前半4番でバーディーを取るも、5、6番で痛恨の連続ボギー。しかしその後10番、14番では再びバーディーを決め巻き返した。そして、雷雨による2時間37分の中断後、夕暮れの空にかかった虹をバックに18番をバーディーとし、通算17アンダーの2位タイとベテランの意地を見せつけた。優勝は韓国の崔虎星(チェ・ホソン)選手。通算269打、19アンダーで厳しい争いを制し、優勝賞金約1560万円を手にした。

グローバルなスポンサー効果

会場となったエメラルダはよく手入れされた美しい景観のゴルフ場。大会期間中、ギャラリーはインドネシア人、日本人、韓国人の姿が多かった

会場となったエメラルダはよく手入れされた美しい景観のゴルフ場。大会期間中、ギャラリーはインドネシア人、日本人、韓国人の姿が多かった

この男子ゴルフ・インドネシアオープン、エンジョイ・ジャカルタ・インドネシアPGA選手権はワンアジアツアーとJGTO(日本ゴルフツアー機構)共催だ。今年からはJGTOの公式トーナメントに組み込まれ、賞金ランキングに加算されるとあり、出場選手156人中、日本人が46人を占めた。
JGTOのアジア進出には事情がある。日本の経済回復が見られない中、グローバル化が進むスポンサー企業にとって日本国内ツアーは投資対効果が見えにくく、国内ツアーでのスポンサー探しが難しくなった。一方、好景気が続き、日本から企業が続々と進出し、在留邦人が1万3000人いるとされるインドネシアでの開催は、スポンサー企業にとって、在インドネシアの日系企業に対してだけでなく、海外に対しても広くアピールが可能。しかも費用は日本開催より安くつく。このため、スポンサーがつきやすいのだ。

中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

月刊誌さらさ編集長

 
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