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タイ投資家から見るミャンマーの良い点、悪い点

Punyawe Chantarakajorn

タイ在住

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アジア・オセアニア|ミャンマー|2013年05月20日

ミャンマーの空港が一年前から忙しそうだ。なぜかというと、海外から投資家がミャンマーに殺到しているからだ。その中には、もちろんミャンマーの国境に接するタイの投資家がおり、その数が目立つ。

投資先としてのミャンマー

タイ人から見ると、ミャンマーは投資先としての魅力が色々ある。例えば天然ガスなどの豊富なエネルギー源。実際にタイの上場企業がミャンマーの会社とSPV(Special Purpose Vehicle)を設立することも検討されている。その他に豊富な労働力、広大な農地面積、たくさんの観光名所があることなどがあげられる。旅行ビジネスの成長の余地があり、タイ~ミャンマー間のチャーターフライトを企画する会社もある。また、タイのようにミャンマーにもたくさんのお寺がある。空気もまだまだ綺麗なので、自然を楽しむ観光客がたくさん訪れると思われる。観光客がたくさん来れば商店の売り上げにつながり、地元の経済も活発になるため観光業以外のビジネスも活性化される可能性が高い。

ミャンマーのお寺

ミャンマーのお寺

ミャンマーの金融制度と今後

ミャンマーの銀行

ミャンマーの銀行

しかし、タイの投資家から見ると一番大きなネックはミャンマーの金融制度だ。今のところ税金制度を含め、銀行のシステムがうまくできていない。そのため、両替するときは銀行に行くのではなく、GREY MARKETと呼ばれる非公式な両替商で両替するのが一般的である。さらに、金利制度も整っていないため、貸借することも難しい。お金を借りたり(預かったり)、貸したりすることを主な業務とする銀行が機能しないことは、経済の潤滑油がないことと同様だ。お金が実経済に回らなければ、経済発展は先の話になる。また金利制度が不安定であれば、インフレを管理する道具もなくハイパーインフレになる恐れもある。

対策として日本の証券取引所のシステムを導入する話をはじめ、AEC(ASEAN経済共同体)の参加があげられる。海外投資家向けのSPECIAL ECONOMIC ZONE(ミャンマー南東部の都市にあるダウェイなど)では最初の1年目から5年目まで、法人所得税が0%で、6年目から10年目までは、その課税率が15%となったり、他にも投資用の機械の輸入税の免税、外国人株式保有率を制限しない等のミャンマーへ投資する投資家への特別な制度がある。しかし、金融制度全体に力を入れないと話にならないと言われている。海外投資家向けの特別な優遇制度が望まれているが、金融制度という一番基本的なことがきちんと出来ていないと、ミャンマーへの投資の支障がたくさんでるかもしれない。
そのため、ミャンマーへ投資する前に、投資に関しての法律も勉強する必要がある。 特に、Foreign Investment Law : FIL , Special Economic Zone law : SEZ , Dawei Special Economic Zone Law : DSEZ などの必要最低限の項目をマスターすることをお勧めする。

ミャンマーでの様子

ミャンマーでの様子

Punyawe Chantarakajorn

タイ在住

Marketing Manager and Investor

 
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