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インドでは今、コーヒーがホット

岩本 文彦

広告代理店、株式会社ケー・アンド・エル

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アジア・オセアニア|インド|2013年05月06日

インドといえば紅茶というのはもはや古い?

インドで展開する数々のコーヒー店

インドで展開する数々のコーヒー店

インドといえば紅茶のイメージが強いが、コーヒーの人気が急上昇している。もともと南部のほうではコーヒーを飲む習慣があったが、世界的なトレンドがインドにも影響を与え、若者を中心に、コーヒーがお洒落な飲み物として浸透してきている。
 Cafe Coffee Dayがインドで最大規模のカフェ・チェーン。1996年7月に一号店がバンガロールにオープンして以来拡大を続け、2013年4月時点でインド全土に1438の店舗を展開している。Facebookなども活用し、360万人以上のファンを持ち、若者のコミュニケーションの場として展開を図っている。
 他の有力チェーンとしてはBaristaが約190店、英国系のCosta Coffeeは「ベストカプチーノ」を売りにして、100店舗以上で展開している。

インドに進出したスターバックス

スターバックスのムンバイフォート店内の様子

スターバックスのムンバイフォート店内の様子

2012年10月、満を持してスターバックスがインド大手財閥タタグループとの合弁でインドに進出。ムンバイとデリーで、それぞれ数店舗を展開している。
 デリーの空港店には行ったことがあったが、ムンバイのフォート地区にある一号店を覗いてみた。広々とした店内は、随所にインド風のインテリアがブレンドされていてかなりお洒落。タタグループ所有の物件を使っているので、家賃は気にせず贅沢な空間が展開ができるようだ。カプチーノやカフェラテのトールサイズが115ルピー(1ルピー1.8円でおよそ207円)なので、日本と比較するとかなり安め。この値段、インド人に聞いても他のコーヒー店と同じぐらいで、特に高いということはないらしい。

インドはコーヒー生産地としても有名

インドのコーヒー豆

インドのコーヒー豆

インドは、実はコーヒーの世界的な生産地でもある。USDA(米国農務省)の2012年12月の統計によれば、ブラジル、ベトナム、インドネシア、コロンビア、エチオピア、ホンジュラスに次いでインドが世界の7位(年によって5位や6位になることも)。そのほとんどがイタリア、ロシア、ドイツなどに輸出されているので、日本での知名度は低い。また今後はインド国内での消費が高まっていくと推測される。
 インドのコーヒーは、7割以上がバンガロールのあるカルナタカ州で生産されている。タタグループを筆頭に、かなり大きなコーヒープランテーションが存在している。弊社の現地駐在員がプランテーションに見学に行ったと言っていた。
 インドコーヒー協会は、日本でのインドコーヒーの認知向上を目指しているが、インドといえばコーヒーを連想するようになるためには、まめな努力が必要になるのだろう。

出典

・Cafe Coffee Day
http://www.cafecoffeeday.com

・Barista
http://www.barista.co.in

・Starbucks
http://www.starbucks.in

・世界のコーヒー出荷量(USDA2012年12月)
http://www.fas.usda.gov/report.asp

・コーヒー消費から見る、インド人のライフスタイル(全日本コーヒー協会)
http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/abroad/74india2

岩本 文彦

広告代理店、株式会社ケー・アンド・エル

アジア・インド担当20年

 
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