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酷暑オマーンでの遊ばせ方 --- さて、子どもたちをどう楽しませようか?

シャンティシャンティ

居住地:オマーン国

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中東・アフリカ|オマーン|2012年12月07日

約50℃の灼熱

長いこと暑い国に住んでいると体感温度がどうやらおかしくなってくるらしい。
先日行われたサッカーのW杯アジア最終予選、日本vsオマーン戦でも監督や選手がこぞってオマーンの暑さに言及していたが(写真①)、この国の夏を経験した者にとって11月の気候は「やっと涼しくなってきたね~。いよいよ冬だね~。あー、風が気持ちいい!」と思わず笑顔になってしまうもの。今月に入って屋外スポーツを再開した人も少なくない。
というのも、中東の夏は暑い。本当に暑い。そして酷い。暑い日には40℃後半になることもあるくらいだ。
(50℃になると屋外で働く労働者に休暇が出されてしまうので政府の正式発表は常に49℃以下だとか)
この国に住み始めた時、駐在の先輩方に「オマーンの夏は暑いと聞きますが、どのくらい暑いですか?」と聞いたことがある。その時返ってきた答えが「オーブンを開けた時のムッとした感じ」だった。「まさか~」と余裕に思っていた私だが、実際夏になってみたら玄関のドアがオーブンの扉と化した。開けるとムッと熱気が入ってくる。そしてサングラスが一瞬にして曇り、外を歩くと瞬く間に息苦しくなってくる。息を吸っても酸素が肺に入って来ないのだ。
(実際にはそんなことはないのだろうが、そんな気がする)

写真① W杯アジア最終予選の日は最高気温33℃。

写真① W杯アジア最終予選の日は最高気温33℃。

それでも子供は遊びたい

とは云え、子ども達を夏中ずっとクーラーの効いた家の中に閉じ込めている訳にもいかない。学校が夏休みに入る6月後半からは放課後のクラブ活動もお休みに入ってしまうし、なにせ学校が午後2時には終わってしまうここオマーンの子ども達をどうやってテレビの前から離すか、夏はママたちの力量が試される時期なのだ。

雨に大興奮!?

写真② 子ども達が大興奮する「ジャングル」レストラン。

写真② 子ども達が大興奮する「ジャングル」レストラン。

そこで最近人気なのが、室内に雨が降る「ジャングル」という名前のレストラン。(写真②)建物の入口から暫く“ジャングル”を通ってレストランへ行く様になっているのだが、そのジャングルに時より雨が降る。(写真③)年間100ミリ程度しか雨の降らないこの国では雨が降るだけで子ども達が大興奮。さらに道の途中に「ガオー」と大きく鳴く恐竜がいたり羽を広げるクジャクがいたりとなれば猶更だ。

(写真③)室内に雨が降ります。

(写真③)室内に雨が降ります。

オマーンの国土は全体の約82%を砂漠・土漠地帯が占めている。その地に稔の雨が降っても約80%は蒸発し、5%が海に流れそして残り15%のみが地下水として貯留するという。水は富の象徴とされ、だからこそ街中にも多く噴水を見かけるが、その水がふんだんに空から降ってくるとなればこども達には傘も要らないのだろう。そんなに喜んでくれるのであれば1ガロン2バイザ(約0.43円)の水道料金も“ジャングル”は惜しくないはずである。

さすが産油国。水だけでなくガソリンも激安です。(ハイオクで約43円/ℓ)

さすが産油国。水だけでなくガソリンも激安です。(ハイオクで約43円/ℓ)

出典

・The Weather Channerl マスカット年間平均気温
http://www.weather.com/weather/wxclimatology/monthly/graph/MUXX0003

・Sports Navi ザッケローニ監督 「W杯最終予選日本vs オマーン戦後会見」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201211150001-spnavi.html

・“ジャングル”公式サイト
http://www.omanicuisine.com/jungle-shatti-al-qurum

・財団法人 中東協力センター「オマーンの産業基盤」
http://www.jccme.or.jp/japanese/08/pdf/08-07-09.pdf

シャンティシャンティ

居住地:オマーン国

 
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