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ジャカルタで広がる電子マネー、50%キャッシュバックも

中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

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アジア・オセアニア|インドネシア|2019年11月22日

 ジャカルタでは2018年頃から携帯アプリの電子マネーの普及が著しい。配車アプリGOJEKの「Go-Pay」、同じく配車アプリのGrabやオンラインショップTokopediaによる「OVO」、通信会社Telkomselの「LinkAja」、ミニマートIndomaretの「i.saku」、オンラインショップBukalapakによる「Dana」などがあり、中でもユーザーが多いのは「Go-Pay」と「OVO」だ。どちらも配車アプリ内の各サービスの支払いの他、レストランやカフェなどでの飲食、モールやスーパー、コンビニでの買い物にも使うことができる。

簡単に使えてお得~キャッシュバック20%、30%は当たり前

 使い方はいたって簡単だ。たとえば「Go-Pay」なら、「Go-Pay」で支払いができる加盟店で買い物をし、レジで「Go-Payで払います」と店員に伝え、QRコードをスキャンする。金額が表示されたらパスワードを入力して終了だ。入金も簡単で、「Go-Pay」の場合、ATMやインターネットバンキングで可能だ。
 こうした電子マネーの利用者が増えているのは、現金を持ち歩く必要がなく簡単に使えるという点の他に、キャッシュバック制度があるからだ。一般的に20~30%のキャッシュバックがあり、プロモーション時には50%になることもあるのでとてもお得だ。「OVO」はオンラインショップでの支払いに使えるだけでなく、割引が適用されたり、リワードポイントを商品と交換できるので人気を集めている。

「電波が弱いとレジで時間がかかる」の声も

 インドネシア人ユーザーに電子マネーの使い勝手を聞いてみたところ、「毎日の通勤でのバイクタクシーの支払い、スーパーやミニマートでの買い物、配車アプリによる飲食デリバリー、オンラインショップでの買い物に便利」といった声が多かった。一方で、「電子マネーを使うにはインターネットが必要なので、電波が弱いとレジで時間がかかり、長い行列ができて不便」という意見も聞かれた。

 さて、この記事を書いている日本人の私はというと、お得なキャッシュバックがあることを知りながら、未だに現金やデビットカードで買い物をしている。スマホにアプリをダウンロードするのに容量不足だったり、ダウンロードしても当然日本語化はされていないのでなんとなく使うのが心配だったりというのが理由なのだが、周囲の在留邦人を見ていても電子マネーをバリバリ使いこなしている人はまだあまりいない。次にスマホを買い換える時は容量アップして、まずはアプリのダウンロードから始めてみたいと思う。

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中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

月刊誌さらさ編集長

 
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