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黒糖タピオカミルク、ジャカルタでも大人気

中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

プロフィール詳細

アジア・オセアニア|インドネシア|2019年09月10日

トッピングの選択肢多く、インスタ映え

 台湾で1980年代前半に誕生したとされるタピオカミルク(タピオカミルクティー)は2000年ごろ、台湾の有名店がジャカルタに進出し、その後2012年から13年にかけてジャカルタで大流行した。当時は台湾から続々とフランチャイズ店が進出し、どの店も行列ができる人気ぶりだった。その後ブームは落ち着いたものの、メニューのバリエーションは増え続け、最近ではふわふわのチーズクリームをトッピングしたチーズティーが話題となった。そして2019年、台湾で黒糖タピオカミルクが登場し、ジャカルタでもタピオカミルク熱が再燃している。

 黒糖タピオカミルクは黒糖とタピオカを煮込んでミルクを入れたもので、透明のカップ越しに見える黒砂糖の模様がインスタ映えするとして、SNS好きのインドネシア人の間で注目を集めている。また、インドネシアの気候は年間を通して暑いので、冷たいドリンクの需要が常時あり、フレーバーやトッピングの選択肢が多いので飽きない点も人気の理由だ。

ジャカルタで人気の3店の黒糖タピオカミルク。柄の出方に違いがあり、店によっては表面をバーナーで炙っている

ジャカルタで人気の3店の黒糖タピオカミルク。柄の出方に違いがあり、店によっては表面をバーナーで炙っている

人気店に長蛇の列、土日には2時間待ちも

 日本人以上にSNSが大好きなインドネシア人は、例えば、フードブロガーがレビューをした店には、行列などなんのその、こぞって買い求めに来る。
 タピオカブームに乗って台湾からジャカルタに進出した店をいくつか回ってみた。人気の店は平日で1時間、土日は2時間半待ちと、まるでテーマパークのアトラクションのような状況で、1杯3万~3万8000ルピア(約220~280円)のドリンクを手に入れるための行列が長々と続いていた。並んでいるのは10~20代の若者が中心で、甘いドリンクにもかかわらず多くの男性の姿も目にした。店頭でタピオカが黒砂糖で煮込まれる様子やミルクを注ぎ入れて模様を作り出す様子など、調理工程が見えるようになっている店もあり、来店客を飽きさせない工夫が感じられた。

黒糖タピオカを求める客で列ができた台湾からのタピオカミルク店。この店は日本にも進出している

黒糖タピオカを求める客で列ができた台湾からのタピオカミルク店。この店は日本にも進出している

 さて、肝心のドリンクは店ごとに黒糖の模様に違いがあり、味もタピオカのモチモチ感や黒糖とミルクのコクに違いが感じられた。店によっては甘さの調整が可能なところもあった。ブームが少し落ち着いたら、再度店に足を運んで味わってみたいと思っている。

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中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

月刊誌パノーラ・インドネシア(旧さらさ) 編集長

 
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