トップ  >   プログラム  >   世界の街角ライブラリー  >   X’masギフト・ショッピング、英最新事情

プログラム|世界の街角ライブラリー

X’masギフト・ショッピング、英最新事情

峰松 愛

イギリス・ロンドン(在住歴23年)

プロフィール詳細

欧州・ロシア・CIS|英国|2018年12月20日

 クリスマスが近づき、ギフトショッピングがいよいよ大詰めだ。クリスマスデーの12月25日は日本の元旦のようなもの。年に一度、家族が集まりクリスマスディナーを共にする。欠かせないのが、子供へはもちろん大人同士も贈り合うクリスマスプレゼントで、集まるメンバー各自への品物選びにはかなり頭をひねるところ。この時期はお世話になった人や親しい人に1年の感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る好機でもあり、繁華街はクリスマスイブの24日ぎりぎりまで、ショッピング客で大賑わいだ。

クリスマスデコレーションで街も一段と華やぐ

クリスマスデコレーションで街も一段と華やぐ

伝統のクリスマスハンパーからギフトカードまで

お気に入りの品々を買い求めて入れた我が家のハンパー

お気に入りの品々を買い求めて入れた我が家のハンパー

 ハンパー(Hamper)とはフタ付きバスケットに食料品を入れたもので、紅茶で名高いフォートナム・アンド・メイソン(1707年創業)が1730年代に顧客のために用意したのが始まり。クリスマスハンパーは伝統的なクリスマスギフトとして人気が高く、フォートナム・アンド・メイソンでは60ポンド(約8400円)のクリスマスティーセットから1000ポンド(約14万円)の高級食料品セットまで、50種類以上のハンパーを取り揃えている。ほかにも各社がクリスマスハンパーを販売しているが、自分でバスケットを購入してお気に入りの品を入れて贈る人も少なくない。
 ハンパーのほか、プレゼント品は衣類や玩具、ゲーム、本、CD、DVD、雑貨など様々。近年はギフトカードを贈って「お好きなものを」という向きも増えている。スーパーでも主な全国チェーンの各種ギフトカードを扱っている。

オンラインショッピングが主流に

 時間があれば店で現物を吟味したいところだが、近頃はアマゾンなどでのネットショッピング派が圧倒的に多くなってきた。デパートや小売店もショッピングサイトの充実を図り、秋以降、限定期間セールを繰り返すファッションメーカーも増えつつある。
 ここ4、5年の間に一般化してきたのは、ブラックフライデーのセールショッピングだ。アメリカの感謝祭(11月第4木曜日)の習慣はイギリスにはないのだが、アマゾンなどの影響か、感謝祭翌日のブラックフライデーの大セールがイギリスにも定着しつつある。クリスマスプレゼント用の品をより安く手に入れる絶好の機会となってきている。

仕上げのラッピングは自分で

郵便局にもクリスマス用包装紙が並ぶ

郵便局にもクリスマス用包装紙が並ぶ

 プレセントの仕上げのラッピング。日本では多くの店でギフト用に気の利いた包装を無料でしてくれるが、イギリスの小売店に包装サービスはほぼない。大手デパートの有料包装サービスやアマゾンなどオンラインショップの包装サービスを利用する手もあるが、プレゼントは自分で包装するのがまだ一般的だ。この時期はスーパーや郵便局にクリスマス用の包装紙やタグカードが並ぶことになる。

 クリスマスの時期に期間限定でも包装サービスを売りにする店がもっと出てきてもいいのではとも思う。だが、多少不細工でも自分でラッピングした方が心はこもるにちがいない。

出典

・Fortnum & Masonのクリスマスハンパー
https://www.fortnumandmason.com/t/categories/hampers/themes/christmas-hampers

・ロンドンのクリスマス・ギフトラッピングサービス
https://www.standard.co.uk/shopping/where-to-get-your-christmas-gifts-wrapped-in-london-a3422261.html

峰松 愛

イギリス・ロンドン(在住歴23年)

東京で出版社勤務後、渡英。編集やライターの仕事の傍ら、ロンドンのオフィス街で日本語教師として活動。

 
PAGETOP