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インドネシア活躍で盛り上がったアジア大会

中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

プロフィール詳細

アジア・オセアニア|インドネシア|2018年09月20日

 インドネシアのジャカルタと、スマトラ島南部のパレンバンで8月18日から9月2日まで開催されたアジア大会。日本は金75、銀56、銅74と合計205のメダルを獲得し、獲得数で中国に次いで2位、開催国インドネシアも金31、銀24、銅43の合計98で獲得数数4位と、ともに予想を上回る好成績で幕を閉じました。ジャカルタ在住17年目の筆者としても、母国・日本と、第2の故郷と感じているインドネシアが大いに活躍した今大会は記憶に残るものとなりました。

左:「アジア大会を成功させよう」と書かれた看板が並ぶジャカルタ中心部<br />
右:ブンカルノ競技場で大会マスコットと記念撮影する筆者。娯楽の少ない首都ジャカルタでこの大会は大いなる楽しみでもあった

左:「アジア大会を成功させよう」と書かれた看板が並ぶジャカルタ中心部
右:ブンカルノ競技場で大会マスコットと記念撮影する筆者。娯楽の少ない首都ジャカルタでこの大会は大いなる楽しみでもあった

熱狂!男子400メートルリレー

競技場大スクリーンに表示された結果

競技場大スクリーンに表示された結果

 私が実際に会場に足を運んだのは、大会後半に行われた陸上競技2種目と男子サッカー決勝、および閉会式の4回。中でも8月30日にブンカルノ競技場で行われた陸上競技・男子400メートルリレー決勝は、短距離界のスター、山縣、多田、桐生、ケンブリッジの各選手を擁した日本が1位、期待の星ゾフリ選手が出場したインドネシアが2位という結果で、インドネシアチームのゴールの瞬間には観客が総立ちとなり、会場は大きな歓声と熱気に包まれました。インドネシアが中国を制して2位という好成績を収めたのは、選手の努力のみならず会場に詰めかけた多くの観客の声援あってのもので、インドネシア人の愛国心や団結力を強く感じました。そして私も、異国の地で日本の選手を心から応援し、表彰式で選手とともに聞いた「君が代」には、背筋がゾクゾクするような感動を覚えました。

2032年夏季五輪開催に名乗り

ライトと花火で華やかに演出された閉会式

ライトと花火で華やかに演出された閉会式

 9月2日、陸上競技と同じブンカルノ競技場で行われた閉会式は一転、花火やライトで華やかに演出され、壮大なるエンターテインメントの要素を含んだ式典となりました。チケット販売でのトラブルや会場整備の遅れ、渋滞などさまざまな問題もありましたが、インドネシアは持てる力を結集して、アジア大会を開催しきったと思います。式典では、各国の選手とともに、大会を支えたボランティアの若者たちも舞台に上がって大会の終了を祝ったのが印象的でした。ジョコ・ウィドド大統領からも、今回のアジア大会開催の実績から、2032年の夏季五輪開催に向けた招致計画があることが発表されました。若さと勢いがあってポテンシャルも高いインドネシアなら実現できるかもしれません。この国で五輪が開催されるなら、私もまたスタジアムで日本とインドネシアに声援を送りたいと思います。

関連ページ

・【世界の統計局】インドネシア
https://gmc.nikkei-r.co.jp/stat_area/?search_ext_col_01=01&topics_ext_options_search=1#area244

・知られざる外交大国・インドネシア
https://gmc.nikkei-r.co.jp/features/column_detail/id=978

・在留邦人が多数参加したジャワ伝統文化イベント
https://gmc.nikkei-r.co.jp/features/overseas_detail/id=989

中野 千恵子

インドネシア・ジャカルタ(在住歴17年)

月刊誌さらさ編集長

 
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