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ベトナム、現在・3カ月後とも大幅アップ/ブラジルは3年ぶり高水準、英国は急落

日経リサーチ

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世界暮らし向きDI|グローバル|2018年05月18日

 日経リサーチが2018年4月に実施した第20回「世界暮らし向きDI」調査の結果がまとまった。現在の暮らし向きDIは9カ国中7カ国が下落したが、残る2カ国はいずれも大幅アップとなった。前回(18年1月)調査から12ポイント上昇し、15年1月調査以来となる80を記録したのはブラジル。17年の実質GDPが前年比1.0%増と3年ぶりのプラス成長に転じ、経済には明るさが広がっている。高インフレの鎮静化を受けた金融緩和や雇用環境の改善を背景に、個人消費の回復傾向が続いている。ただし、17年後半からは小売り販売の低迷など回復ペースが鈍化しているとの指摘もあり、3カ月後の暮らし向きDIは92と高水準ながら、前回からは2ポイントの上昇にとどまった。

 前回、現在DIが12ポイントもダウンしたベトナムは、今回12ポイントの上昇で前回の下落分を取り返し、再び過去最高の70に並んだ。3カ月後の暮らし向きDIも14ポイントの大幅アップで90となり、過去最高を更新した。18年1~3月期の実質GDPは前年同期比7.4%増で、第1四半期としては過去10年間で最高の伸びとなった。経済成長を下支えしているのはGDPの7割を占める個人消費で、マンション、家電、食料品などの販売が好調。雇用環境の改善とも相まって、景気拡大は当面、続きそうだ。

 ベトナムとは対照的に、3カ月後DIが前回から10ポイントのダウンとなったのは英国。インフレ率の高止まりと実質賃金の伸び悩みで個人消費の回復は鈍く、18年1~3月期の実質GDP(速報値)は前期から大幅に減速した。EUからの離脱まで1年を切ったが、離脱交渉には不透明な部分が多く、不安感が広がっているのかも知れない。

日経リサーチ

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